うまい秋田地酒紹介
出羽鶴 大吟醸 飛翔の舞
 春に向けて飲む酒、又は贈り物にしたい酒としてお勧めしたいお酒。
 そうなるとやはり日本酒の中でも最高峰といわれる大吟醸をお勧めしたいと思いました。

 しかし、大吟醸っていったっていっぱいあるからねぇ・・・。

 その中で、なんかこうぱーっと"新春らしい"名前のお酒で、うまい秋田地酒は無いものかと探してみました。

飛翔の舞   で・・・選びましたお酒が、この 飛翔の舞というお酒なのです。
なんか、1998年に向けてぱーっと飛び立つって感じで勢いがあっていいでしょ。(^^)

 それに、酒蔵の名前も「出羽鶴」ですからね。
やっぱりお正月には「鶴」が似合う。

 この「出羽鶴」は、以前、自然米酒 松倉で紹介した酒蔵で、精魂を込めて造った酒が、この出羽の国に舞い踊る鶴のように気高く芳醇であるようにとの願いを込めて命名されたそうですが、実際、その名に恥じない銘酒を創り出しています。

 その秘密は、"速醸もと"の二倍の手間暇をかけて作られる「秋田流生酌造り」を重視した酒造り。
これにより、コクがあり、なおかつ、キレの良い深い味わいのあるお酒ができあがります。

 なんたって、あの秋田を代表する吟醸蔵としてファンの多い「刈穂」の兄弟蔵であり、こちらの方がお兄ちゃん蔵ですからね・・・「ゆるぎない確かな技」は筋金入りなのです。

 さて、実際に飲んでみた私の感想をいいましょう。

 まず、芳醇な香りが、次に来る"味"への予感をさせまして、これはうまいだろうな・・・と思ってしまいました。(^^)

 口に含むとわずかにイチゴみたいな果実香が広がり、後で、まろやかでしっかりとした米のうま味が広がっていきます。

 酸味とうま味のバランスが絶妙なんですねぇ。(^^)

でも、甘いのではない・・・端麗辛口ですね。
す〜っと入って行くんだけど、俗に言う"水"のようではありません。

ちゃんと「俺は日本酒だ!!」 という主張がありますよ・・・こいつは。(^^)

「うん・・・いいだろう・・・紹介してやろうじゃないか・・・」って思ってしまったわけです。

それから、裏のラベルのデーターを見たんだけど、・・・・な・なんと・・・見てビックリ。
「あら・・・醸造アルコールが入っている・・・ガ〜ン!!」・・・これはショックでした。

 前からこのページをご覧になっている人はご存じかとは思いますが、実はわたし、この"醸造アルコール" の入っていないお酒が好きなのです・・・・。
 ですから、今まで紹介してきたお酒の中には、ほとんど"醸造アルコールなし"のものしかありません。

 と言うよりも、"醸造アルコール"の入っているお酒は、だいたい飲めばわかってしまうんですよぉ。
独特のアルコール臭がどうしても鼻について、美味しくなかったのです。

 と、言うことからわたしは「醸造アルコールの入っている酒はすぐわかる。・・・だましたってダメだもんね・・・。俺の体は醸造アルコールに反応するもんね・・・」という自信を持っておったのです。

 しかし、この出羽鶴 大吟醸 飛翔の舞 は、このわたしでも見抜けなかったほど、うまかったのですよぉ・・・。

 これは、笑われるかも知れませんが、わたしにとっては1997年の大事件です。
う〜ん・・・考え込んでしまいましたね。(^^;;;
これは、考え方を改めねば・・・と思ってしまったですよ・・・ホント・・・
日本酒の奥の深さを、またまた知らされてしまった一本でした。

 ちょっと・・・悔しいですが・・・出羽鶴という酒蔵の技に脱帽ですね・・・

 どうか、みなさんも、おめでたい新春に味わっていただきたい。

1998年の始まりを祝う秋田地酒として、自信を持ってお勧めする秋田地酒ですよ。

・・・でも、やっぱり悔しいなぁ・・・。

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