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旨い秋田地酒紹介
刈穂 純米吟醸 山廃仕込-限定品-
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秋の商品を考えていたとき、妻から「秋にお月見をしながら飲むのにピッタリのお酒を見つけてよ!!」と言われ、わたしは無い頭を絞りつつ、その事でず〜っと悩んでおりました。
営業で車を運転しているときも、ぼーっとしてしまう有り様でして、職場の後輩から「奥さんと喧嘩でもしたんですか?」などと言われつつも考えておりました。
ふと、信号で止まったとき、後輩が「おら家の米もそろそろ色が付いてきたべ。今年は
このまま行けば豊作だべな。重富美さん家の米はなっただ。(どうだい)」と言ったもので
「これだ!!」と思ったのです。

「かりほ」そう「刈穂」です。
秋と言えばお米の刈り入れの時期です。
金色に輝く稲穂がパーッと広がり、みんな稲刈りで忙しくなるのです。
だから「刈穂」。安易な思いつきでしょうか・・・・(^^;;;
でも、名前はもちろん、味も一級品ですので、今回は、この「刈穂」という酒蔵の話から、うちで販売する 刈穂 純米吟醸 山廃仕込-限定品-というお酒のうんちくを少しお話ししましょう。(^^)
まずは、気になる酒銘の由来から調べてみました。
なんと、後撰和歌集に読まれた「秋の田の刈穂の庵のとまを荒み、我が衣手は露にぬれつつ」という歌から二文字を取って付けたのだそうです。
十五夜にこの酒を飲みながら歌を読んでみるなんていいかもしれないですねぇ。
わたしの思い付きもなかなかのもんでしょ!!(^^)
さて、この酒蔵はどういうお酒を造っているのかと言うと、まず、秋田の酒にはめずらしい「端麗辛口」の味わいです。
原料に「中硬水」を使っているので、「辛口が最高」といってゆずらない方に飲ませると涙することでしょう。(^^)
近くには、明治天皇が秋田に来たときに調理用に使われた水の井戸「明治天皇御膳水」がありますので水質の良さは折り紙付きなんですね。
その上、評価でも折り紙付きです。
県清酒品評会では7年連続知事賞受賞。そして、東北清酒品評会では6年連続仙台国税局長賞受賞と脅威的な記録を残しております。
ですから、現在では本醸造、純米、吟醸、大吟醸などの特定名称酒だけを生産しており、まさに、「吟醸蔵」と呼ぶにふさわしい蔵なのです。
そして、今でも変わらない旨さの秘訣は、普通、こういう実績のある蔵はどんどん機械化して、じゃんじゃんお酒を造るのですが、ここは、頑固に手造りに徹しています。
まあ、多くの酒蔵では片隅に置かれている手仕事の道具類が整然と並べられていて、製造工場と言うより伝統工芸の職人工房っていった感じです。(^^)
もちろん、蔵人は地元の人材を生かしていますし、酒米は、契約栽培された地元米を使っているというこだわりがある酒蔵なのです。
さて、今回なぜこの優秀な酒蔵から、特に刈穂 純米吟醸 山廃仕込-限定品-を選んだのかと言いますと、その理由は極めて単純です。
大吟醸と飲みくらべてみたら、こっちの方が美味しかったんです。(^^)
「おお〜端麗辛口、切れがあるのに濃くもばっちし・・・うめぇ〜!!」でした。
手間と時間をかけた山廃仕込となっていますが、なるほど、うなずいてしまいます。
ムフフフフ・・・ただ、それだけなのです・・・(^^;;;
もう少し正確に言うと、ここの刈穂大吟醸には酒造アルコールが入っています。
でも、酒造アルコールが入っているからと言って、決してこれは"まずい酒"ではないのです。
むしろ、大吟醸の中でも、トップクラスのお酒だと思っています。
しかし、わたしは純米にこだわりたい・・・(わたしの身勝手ですけど・・・)
それと、刈穂大吟醸は大変旨いと評判のお酒で、結構、全国でも出回っていて有名なお酒なんです。(とは言っても東京あたりまでだと思いますけど・・・)
しかし、それと比べるとこの刈穂 純米吟醸 山廃仕込-限定品-は数も少ないですから、インターネットでせっかくご購入していただくのでしたら、なるべく地元でしか手に入らないお酒にしたいと思ったんです。
それと、ついでに言いますと、大吟醸よりこの純米吟醸の方が、ランクが上の酒だと言うことを酒蔵の方でもハッキリと認めております。(^^)
(変でしょ・・・普通は大吟醸が純米吟醸よりランクは上だと思っている人が多いでしょうけど、日本酒はそう単純ではないみたいですね。(^^;;;)
と言うことで、うちでは刈穂 純米吟醸 山廃仕込-限定品-を自信を持ってお勧めすることにしました。
もちろん、「刈穂の〜〜がほしい」と言われれば、お送りいたしますのでメールにてお問い合せ下さい。
値段は高いと思いますが、特別な日のお酒なら、やはりこのレベルのお酒をお勧めしたいと思います。
秋田地酒の中でも希な「端麗辛口」の銘酒。
刈穂 純米吟醸 山廃仕込-限定品-
を是非、この機会にお試し下さい。

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