うまい秋田地酒紹介

復活「改良信交」   特別純米酒 改良信交

 が「にしき郷」の実家、「福乃友」。

 「旨口の酒」を求め続ける一星社長が、昭和48年に「福の友」にやってきた年に秋田県から姿を消してしまった酒造好適米「改良信交」で、その名も「改良信交」というお酒をやっとの思いで造りました。

平成7年に、農業試験場から分けてもらった100gもない種モミから、増殖して昨年秋、やっと仕込み出来るまでになりました。
茎の長い稲なので、どうしても倒れやすく、「亀の尾」同様に、だんだん世の中から姿を消してしまうんですね。
酒米の「改良信交」は、「亀の尾」の孫くらいに当たるお米で、現在は、山形でわずかに栽培されているだけだそうです。主食米同様に、酒米も、倒れにくくたくさん収穫でき、美味しいお酒を造れるようにどんどん改良されているんですね。

と、言うことは、「福乃友」では、幻の米を「亀の尾」、「改良信交」と、二種類も復活させたことになります。 長〜い、長〜い道のりを、酒造りにかける情熱で、乗り越えちゃったんですね〜。さすが〜!!
信交 中のお酒は・・。

改良信交は、お酒を造って良い成分(心白)が、びっしりつまっていますので、 50%の精米の精米をしました。麹は、サラッと仕上がり、二月後半からの仕込みという事もあり低温長期の「三十日もろみ」で、出来たそうです。

日本酒度は、-1ですので、甘口です。これは旨味成分が出ているためで、酸度(1.3)と、うまく調和して味全体にまとまりがあります。また、もろみ熟成も長かったので、「生」が、飲み頃なので出荷したそうです。

さて、それではどんな味?

「どっしりしていて」「とろっ」としていて旨い。「純米酒の存在ここにあり」という感じです。
これは、香りがよくて飲みやすい吟醸酒とは違って、酒通の人、お酒の好きな人には、泣いて喜ばれそうなお酒です。(大げさかなぁ)

蔵元の一星社長が、蔵だよりに、こんな事を書いていました。(原文のまま)

酒造りが、終った蔵はガランとして人気がありません。
冬使った、木の桶、ササラ(竹)、ムシロ、カイ棒等は、洗って天日で干してから、秋迄、他の道具と共にキチンと元の場所に収められています。
今年は、「純米酒」ばかり造りました。皆様よりどんな評価をうけるかわかりませんが、
自分でも「ウメェッ〜!」と思うものだけをお届けしてまいりたいと考えてます。

自信に満ちた蔵だよりのもとに、皆さん!!「改良信交」飲んでみようではありませんか!!ゴクッ。

  福乃友 特別純米酒 改良信交 720ml

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