自然乾燥
杵つき干し餅  後編

 来てきたよ! 出来てきましたよ。「干し餅」が!!(^^)

2月12日 「お〜い。久美子。干し餅切ってほすにいぐなったど。」(秋田弁)
     「ねえ。久美子。干し餅を切って干しても良い状態になったよ。」(訳)
と、ノブばっちゃからの力強いお言葉をいただいたものの 私は、どうしても、仕入れに行かなくちゃならない。
そうじゃないと我が家は、貧乏店(棚が空っぽの店){このへんでは、カラッポ店とも言う}になってしまうのよ。 食品問屋さんに配達してもらうという手もあるけどそれじゃあつまらないでしょう!
自分の目で見て仕入れなくっちゃね!!
それに、明日も子供の歯医者があるし・・・。

〜どうしよう」 干し餅

(・この鮮やかな紫は、山葡萄を混ぜたもの。緑は、きな粉をまぜたもの。今は、こんなに奇麗な色をしているけど、天然色のため、出来上がる頃には、色がさめてしまうんだって!残念。)

そこでぴ〜んとひらめいたのよ。っくっくっく!!

  苦しいときの神頼みならぬ爺ちゃん頼み。
「じっちゃ(おじいちゃん)頼む。ノブばっちゃど一緒に干し餅干しておいでけれ」というところで

我が家のじいちゃん登場!!

弟子3号か 師匠3号か わかんないままに じいちゃんも干し餅作りを手伝わされるはめになっちゃったんです。

二人

・程良い具合に固まった干し餅をマッチ箱ぐらいの大きさに切り分けます。 あんまり厚いとなかなか乾かないし、逆に薄すぎると味わいが無くなってしまうし・・。 「良いあんばい」が、難しい。(ノブばっちゃ談)

・それをワラ(今は、ビニールテープを使うこともある)で編み上げます。
どうやって編み上げたのかレポートしたかったんだけど、何しろ私は不在のため出来ませんでした。ごめんなさい。

これは、来年の課題として残しておくことにしましょう!!

・これに熱いお湯を ザッ! とかけて外に干す。
熱いお湯をかけることで、余分についた片栗粉を落とすことができ、表面がなめらかになるんですってよ。

  ・そして、この日の夜から朝方にかけて温度が下がって凍れば凍るほど、仕上がりが、パリパリしていて美味しいんですよ。だから、切るとき干すときは、天気予報とにらめっこして日にちを選ぶんです。

  後は、自然乾燥を待つだけで、3月下旬頃には、出来上がります。

  楽しみにお待ち下さいね!! きっと皆さんにプレゼントできると思います。

  東京に居るノブばっちゃの息子さんは、これを缶に入れ湿気が込まないようにして、万が一の災害に備えて「非常持ちだし」に、保存しておいているそうですよ。備えあれば憂いなし!!だもんね!!

  あれっ? あれっ??と考えると 私っていったい何をやったんだろう???
餅つきは、ダメだったし 干すときは居なかったし・・・・・。
邪魔したくらいのもんかな!! 

  まあいいや 食べるの一番手伝うんだも〜ん。

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