美味しいお味噌見つけました。
渡辺糀屋(こうじや)さんちのお味噌

お味噌とキュウリ  味噌は日本の主婦にとって欠かすことができない調味料ですね。
毎日のお味噌汁はもちろん、今でしたら裏の畑からキュウリを取ってきて、それにそのまま付けて食べるのが最高ですね。(モロキュウと言うのでしょうか?)
 この前、雑誌で読んだんですが、この頃の主婦は朝にお味噌汁を作らなくなったというのが書いてあったんですが、みなさんはどうでしょうか???

やはりパン食なんでしょうか・・・?。

 うちでは、私以外は全員男性ですから、主人もおじいちゃんも「朝は米食わねば、力が出ねえ」などと勝手な事を言いまして、毎日欠かさずお味噌汁を作らなければなりません。
この頃は、子供たちまで「朝は米食わねば・・・」などと言い出しまして苦笑してしまいます。(^^;;;
ですから、私はこの家族を納得させるためにお味噌には結構気を使っています。

だって、美味しい味噌さえ使っていれば、少しぐらい手抜きをした料理でも美味しく出来上がりますからね。(^^)

ということで、今回は「美味しいお味噌」のお話。
みなさんは、お味噌はきっとスーパーなんかで買って使っていると思いますが、 秋田のこの地方では、いまだに自分の家で作っている人達がまだまだたくさんいます。
当然、その家々で味が違いますが、我が家では、その中でも一番美味しい渡辺要さんの家から毎年分けてもらってますので、主人と一緒に実際に作っている奥様の悦子さんにお話を聞きしに押しかけてしまいました。(^^;;;

 実は、渡辺さんのお家は代々続く「糀屋(こうじや)」さんなんです。
ですから、お味噌の美味しさにもちゃんと歴史があるわけですね。
 糀作りは、三代目のおじいさんが昨年腰を悪くなされたとかで、今年から奥様の悦子さんが四代目として引き継がれたそうです。
私は悦子さんとは始めてお会いしたんですが、とても品のある旧家のお嫁さんという感じの人でした。

私とはタイプが正反対の人で、女性の私でさえ憧れてしまうような「清楚」な感じがする人です。
主人がいうには「あの奥さんが−にしき郷−だとすると、お前は−合成酒−というくらい違うなあ・・・」と言ってましたので、息子達から教えてもらった極真空手流の蹴りを一発お見舞いしておきました。(^^)

さて、肝心のお味噌のお話です。
渡辺さんご夫婦 悦子さんのお話では、ここのお味噌の美味しさの秘訣は二つあるそうです。

まず、一つは「糀の分量」。
普通のお店なんかに置いてあるお味噌よりも「麹」をたくさん使っているんだそうです。
そのため、その「糀」自体の出す「旨み」が出て風味のある美味しいお味噌になるのだそうです。
ですが、「その代わり冷蔵庫に入れておかないと発酵がすぐに進んでしまって、酸っぱくなってしまうので気を付けて下さいね」と注意して頂きました。(ちゃんと生きている証拠ですね・・・(^^))
よほど元気な「糀菌」なのでしよう。
たとえば、気温の高い季節に、どこかへ送るとするなら「クール便」を使わないと、糀の発酵が進んでお味噌を入れてある袋がパンパンに膨れて破れてしまうということです。

そして、二つめは「皮なし大豆の使用」
肝心の大豆にもこだわっていらっしゃるようです。
普通、お味噌は皮が付いているままの大豆を使うものなのですが、悦子さんが造るお味噌は、わざわざ皮をむいた大豆を使っているのだそうです。
皮をむいたことで口当たりが良くなり、その上、色の変色が少なくなり味もよりやさしい感じになるのだそうです。
きっと皮の雑味がなくなってより「まろやか」になるのでしょうね。

実際、私も毎日頂いていますので、おいしさは良く承知しています。(^^)
お味噌汁はもちろんの事、息子達へのおにぎりにこのお味噌をつけて握ってやると、食欲のない夏の暑い時期にも喜んで食べてくれます。
(むふふ、これぞ必殺、久美子流「手抜き田舎おにぎり」なのよね・・・(^^))

さて、この麹屋さんの奥様、悦子さんが造っている今回のお味噌。
昨年の12月5日に仕込まれたんだそうです。
そして、お味噌というのは「土用の丑の日」を過ぎないと食べちゃだめだと昔から言われているそうですので、丁度今が食べ頃の時期なのだそうです。
 東京の業者の方も良く足を運ばれて「是非造っていただきたい。東京でなら秋田の倍の値段でもいけますよ!!」と言われているようですが、とにかく手間がかかるのと同時に、本業の方の「糀屋」さんの方が忙しくて、知り合いの方に分ける程度の量しか造れないのだそうです。

 ほんとに造っている人の人柄が出ていて、とても品のあるやさしいお味です。

みなさんにも一度食べさせてあげたい・・・。(^^)
と言うことで、今回は「秋田ふるさとセット」に、少しですがうちで分けてもらっている中からお分けして入れることにしました。
スーパーなどにあるものではないので袋の中に入れてお送りします。

暑い中、ナマのキュウリなどに付けて召し上がって、冷やした「にしき郷」できゅ〜っといっていただくとたまらないのではないかしら・・・(^^)
これこそ、正真正銘の「本物の手造りのお味噌」ですよ。(^^)

そうそう、元気な糀菌が頑張って発酵させている「生きているお味噌」ですので、必ず冷蔵庫に入れて保存するのを忘れないで下さいね。(^^)

さてと、今夜は「ナス味噌いため」でも作りますか・・・。
「お〜い!! 賢人、大輝・・・裏のばっちゃんからナスもらってきてけれ〜!!」
(あらら・・・秋田弁で失礼しました。(^^;;;)

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