「鈴木酒造店」〜秀よし〜

元探訪「第3回」は中仙町の鈴木酒造店(秀よし)のご紹介です。

秀よし蔵元の鈴木酒造店は、1689年(元禄二年)の創業で秋田県の中でも最も歴史のある蔵元のひとつです。

創業者は鈴木松右衛門で自宅庭内に湧き出る地下水を使用して「初嵐」の酒名で酒造を始めました。そしてこの酒が嘉永三年に秋田藩の御用銘酒となり、その前の御用銘酒である「清正」を凌ぐ酒であることから、藩主佐竹候から「秀よし(吉)」と命名され現在につながっています。

歴史のある蔵だけに形式的な行事とは一線を画した神事「若水汲み」「節分」などが現在も厳粛に執り行われています。

ですから、お宝もすごい!!
鎧甲・お面・壺・掛け軸・・・、一般公開しているものもありますので蔵本見学の時には、お酒の造りを見て、味わって、歴史を訪ねて帰ることが出来ます。蔵元を後にするときは、大変得した気分です。 秀よし

また「元禄時代以来酒造伝記録」等、子孫に伝えるための文献も多く残されており、その内容を実直に受け継ぐ造りが現在も続いています。

麹室の入り口には壁一面に全国新酒鑑評会をはじめとする各種の賞状が掲げられてあり、品質第一の歴史が感じられます。

一に精白、二に精白、三に精白という蔵元の姿勢が、吟醸酒をはじめとするあらゆる酒の品質に生かされており、精米歩合は全量吟醸酒の規定を満たしていて、完全手作業によるていねいな酒造りは全体に上品でふっくらした、たおやかな中にも香味にあふれた切れ味の良い酒を造りだしています。

 「お客様への本当の奉仕は値引きやおまけを付けることではない。よい酒を造ること」という当主の言葉にはうなずけます。
それでは、味わってみませんか!(秀よし)蔵酔いセット ( ^^)/▽☆▽\(^^ )

余談・・・「秀よし」では、敷地内にあるクルミを使った「クルミのみそ漬け」と言うのがあります。クルミを外側の堅い殻ごとつけ込んだもので、とにかくしょっぱいんだけども、酒のつまみや、熱いご飯にピッタリだった記憶があります。今もあるのかな〜〜???

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