寒い、寒いといっている毎日ですが、この季節、気温が氷点下になればなるほどうまく仕上がるものを見つけましたよ〜。(^^) ウフフ(^^)・・・それは、「干し餅」です。 手順は、餅をついて、固めるて、切って、凍らせて乾かす。何段階もの手間がかかりますが、気候 風土をうまく使った 「餅の自然フリーズドライ製品」です。
昔は、主食の保存食として食べられていたようですが、今は、おやつや お茶うけといった お菓子感覚で食べられています。
昔なつかしい素朴な味と、パリパリとした歯触りが、も〜ぉ、たまりませんよぅ〜!!
(・左の写真が干しているところ(^^)) 遠くから眺めるその様子は、奇麗なのれんを掛けたようですヨ。
「よーし やっちゃおうじゃない」の と、干し餅造りに弟子入りをしました。「どうせ造るんなら機械じゃなくて杵と臼がいい」と、軽い気持ちではじめました。 師匠は、地元郷土料理の達人と言われる 桜田ノブばっちゃ(おばあちゃん) 月では、ウサギが「ぺったん、ぺったん」と、餅をついているくらいだから・・。「簡単なもんよ。」 と思っていたわたしは、大きな思い違いをしていたようです。そんなに甘いものじゃないのよ。
杵は重いし、餅が付くとさらにとれない。 「なんだ そのへっぴり腰」と笑われても・・手も 足も 力が入らないの。 だから、どうにもならなくて 主人に助っ人をお願いしちゃったんです 突然、主人は、弟子2号になりました。
この悪戦苦闘した 杵と臼は ノブばっちゃのご主人、桜田 祐じっちゃ(おじいちゃん)の手作りで
50年以上前に 山から楓の木をとってきて 作ったそうです。 「ヨイショ、ヨイショ」と、主人が餅をつき 「はい、はい」と ノブばっちゃが、餅のはじをひっくり返す。 これは、あいどり(方言) といって餅をむらなく仕上げるために欠かせない 合いの手で、杵を持つ人と呼吸が合わないと、手を つぶされてしまいそうな・・恐い役です。
これから味付けが始まります。 「おめぇ、なにいってら。おらな はがってやったごどな ねえで。このくりゃぁよ。」(秋田弁) 「あなた、何言ってるの。私は、計って造ったことはないのよ。このくらいだよ。」(訳) なんですよねぇ。 目が、指が、舌が、身体全体が はかりになっちゃっているんですね。 とても、とても 未熟ものの私には真似できない 70年の経験が凝縮された 神業でした。
つきあがった餅に味を付けて 平らにのばし 今日はおしまい。
機械を使わずに あくまで、昔ながらの製法に こだわってみました。
次は、どんな驚きがあるのか す〜んごく楽しみです。 でも、まずは、「うちに帰ったら すこし休もぉっと。」 後編をおたのしみに!! ![]() HOME/ 新着/ うんちく/ うちの酒/ 味日記 商品紹介/ 浅利酒店/ 小説/ 一言/ リンク/ ![]() |