Mistika―Makuta side終わりへと歩みし運命。


コパカ率いるファントカトーア達は、自らの身体を持ったイグニカの協力を得てファントカマクータを撤退させた。
しかし彼らは、他の仲間と合流するためにカーダ・ヌイの遙か下の地上にある「秘密の沼」へと降りていった。

このままではタフー達が危ない・・・!
そう判断したファントカトーア達は、すぐさまマクータ達を追って
秘密の沼へと降りる。
しかし、一番戦闘に熟練し、事実上最強であるマクータ「イカラックス」までもが沼へと向かっている。
そこへイグニカがイカラックスの前に立ちはだかり、イカラックスの足止めを始めた。



「ここは私がなんとかする。・・・お前達は速く沼へ行け!」




イグニカの意思を感じ取ったトーア達は、少し途惑った後、沼へと向かっていった。




その頃、秘密の沼ではタフー達3人が、
残り3つの
マタ・ヌイを復活させる方法が記述されている石「キーストーン」
のカケラを探していた。





そしてその3人に、新たなマクータ種の者達が迫っていた。

そしてそれに呼応するように、空からトーアとマクータ、それぞれのファントカが接近してきていた。

そして運命に導かれるように、新たな武器を得た「光の戦士」タカヌーバがカーダ・ヌイへ到着。











マタ・ヌイと、その世界が迎える結末とは。
世界の運命は、7人のトーア、3人のマトラン、そして一つのマスクに委ねられていた。








Krika/クリカ
属性:闇
武器:スパイク、ニンラー・ゴースト・ブラスター
カノイ:クラスト(攻撃、物体など、触れるもの全てを反射する)


ブラザーフッドオブマクータ・カーダ・ヌイ秘密の沼占領部隊隊長。
少々ニヒルだが、かなりのリアリストであり、ブラザーフッドの計画が成功する事を信じていない。


「タフー、君は俺と共通しているものを持っている。・・・悲しき運命、とでもいうのかな」
「俺も昔は、君達トーアと同じように生きていた」
「俺は、自分を誇っていた。世界が、俺の名を讃えた。俺は『マクータ』 クリカだったと、ね」


彼は、テリダックスが先代のリーダーであるミセリックスに反逆してブラザーフッドの実権を握った時、
最後までミセリックス側についていた者の内の一人である。
テリダックスに「ミセリックスに味方するなら殺す」と脅され、仕方なくミセリックスを裏切ってしまった過去を持つ。


その後テリダックスに「ミセリックスを始末しろと命令されるが、
彼はミセリックスを庇い、殺害せずに南の果てにある島に隠した。
そしてその島に、いつテリダックスの追っ手が来ても良いように、大量の罠と強力なラヒ(マクータを殺せる程の強力な)を置いた。

彼がテリダックスに従う理由は、「計画に従うふりをしつつ、その計画を内側から潰す為」である。
実際、交戦こそしたものの、クリカが他のマクータと態度が違うと気付いたガーリ
を殺害せずに助け、
己の独白を彼女に示した事もあった。


ちなみに、彼の戦闘力はブラザーフッドの中でも最上位レベルにランクする程である。





Gorast/ゴーラスト
属性:闇
武器:口の針、ウィング・ブレード、クロー、ニンラー・ゴースト・ブラスター
カノイ:フェルナス(相手の使うエレメンタルパワーの制御を奪う)

女性のマクータでありながら、恐るべき戦闘能力を持つカリスマ。
テリダックスの計画にほぼ狂信的に従事し、反抗する者には容赦をしない。


「重要なのは、私達の命なんかじゃない。計画そのものなんだ」


相手の光を奪う事ができる針をその口に持つ。
この針で光を吸われた者は、キロップのように闇の者となってしまう。
ただしシャドウリーチやカノウ・アヴサと違い、途中で邪魔さえされれば影響は全くない。
(上に述べた2つは、その吸われた光に比例して
影響が出る)





Bitil/バイティル
属性:闇
武器:ロングソード、スパイク、ニンラー・ゴースト・ブラスター
カノイ:モーテラック(過去の自分を呼び出し、協力してもらう)

非常に戦闘に熟練しており、それに加えて使用するマスクと武器も強力なものである恐るべき男。
その余りある戦闘能力の為、仲間のマクータ達に危険と見なされ、とある島を見張るという名目で事実上追放されていた。


「アンタ、俺に刃向かうってのかい?やめときな。
 何故なら俺は、絶対に一対一で戦わないから。時間は、俺のもんだから♪」


彼は今回のカーダ・ヌイ侵略軍での役目を受け持った事をチャンスと思っており、
今回の事で手柄を立てて自分の持つ能力を証明する為という事もあってか、トーアを破る事に熱意を傾けている。

ちなみに、彼には会議等で自分の意見を聞かれた時、「賛成」ならロングソードを壁に投げ付けるという奇癖がある。