PHANTOKA―Makuta side大空を舞う暗き影。


マトロがイグニカを手にし、自らの命を犠牲にしてマタ・ヌイを蘇生させた。
その時、彼はマーリ・ヌイの海底の更に地下にある巨大な空間の中に居た。

そこは、通称「ユニヴァース・コア」。直訳すると「世界の核」。
別名「カーダ・ヌイ」とも呼ばれているその超巨大な洞窟の中にある空間は、
大昔、光属性のマトラン「アボ・マトラン」が移り住んだ場所でもあった。


そしてカーダ・ヌイは、その状況がマタ・ヌイの命と直結している。
もしカーダ・ヌイが悪しき者達によって支配されてしまった時、マタ・ヌイは再び死ぬ。


悪の組織のブラザーフッドオブマクータにとって、これほど美味しい情報は無い。
マタ・ヌイの命そのものはマトロによって救われたが、彼はまだ眠りについている。
ブラザーフッドが勝つには、マタ・ヌイを再び殺害するしかなかった。









こうしてブラザーフッドは再び動き出した。
マタ・ヌイが死ねば、世界が終わるという事を知らないまま――――――。











Antroz/アントロズ

属性:闇
武器:クロー、トライダックス・ポッド
カノイ:ジュトリム(無生物を腐敗させる)

ブラザーフッドオブマクータ・カーダ・ヌイ空中占領部隊隊長にして誇り高き戦士。
不正や卑怯な手を使わず正々堂々と勝負して勝つ事を信念とし、強い相手には敬意すら示す。
又、彼はマクータと呼ばれるあの男と違い、敵を決してあなどらない。

彼もれっきとしたマクータ族の男であるため、クラータを造る事、
又全ての種類のラクシの力(計42種類)を全て使用できる。
更に自らの体を自由に変形させる事すら可能である。
最も、彼は体力や戦闘能力重視で戦う為、あまりその力を使用しようとしない。




Vamprah/ヴァンプラー

属性:闇
武器:クロー、鋭い翼、トライダックス・ポッド
カノイ:アヴサ(敵からエネルギーや体力、エレメンタルパワーやポジティブな感情を奪う)

非常にねっとりとした性格で、誰もが生理的嫌悪感を抱くような男。
実際、アントロズやキーロックスも彼にはあまり近付きたがらない。

彼は実際の戦闘をあまり好まず、敵の跡をつけて歩くのを好む。
又、彼は「狩り」が大好きで、捕まえた敵をすぐに殺さずに弄んでからトドメを刺すような究極のサディストである。

彼は話す事を嫌い、通常は仲間とテレパシーで意思を伝える。
これは彼が「狩り」に不必要な雑音を嫌う為である。




Chirox/キーロックス

属性:闇
武器:フック・ブレード、トライダックス・ポッド
カノイ:シェレック(相手の話す能力、及び聴覚を麻痺させる)

ブラザーフッドオブマクータ最高の科学者と呼ばれる男の一人。
ラヒを改造して生物兵器を造る事を得意としており、実際彼の「作品」はとても強い。

彼は元々優秀な頭脳を持つ上に、卑怯な作戦を平気で使う。
その為、彼とまともに戦うのは自殺行為であり、こちら側も作戦を考えなければ瞬殺される。

ちなみに彼とミュートランは親友であるが、
彼はそれがが
十分な知能を持っていないのと、鋭い歯を持っていない為、ミュートランの作品を嫌う。




Mutran/ミュートラン

属性:闇
武器:シャドウ・スピアー、シャドウ・ブレード、クロー、トライダックス・ポッド
カノイ:シェレック(キーロックスのものと同じ)

キーロックスと並んで、ブラザーフッドオブマクータ最高の科学者と呼ばれる男。
彼は生物兵器開発も得意とするが、専門は「突然変異」のついての技術である。
又、彼は研究についてはキーロックス以上にのめり込む為、マッドサイエンティストとも言われる。

ちなみに、シャドウ・リーチを造ったのは彼である。




Icarax/イカラックス

属性:闇
武器:ロータティング・シャドウ・ソード、シールド、クロー、トライダックス・ポッド
カノイ:クラーカン(相手に恐怖や怒りの感情を植え付ける、影を操る)

彼はブラザーフッドオブマクータでも一二を争う、熟練した戦士である事で有名。
密かにブラザーフッドオブマクータを支配しようと思っているが、普段はあまりその事を表に出さない。

彼があの男の持ち物であったクラーカンを装着しているのは、
あの男がタカヌーバ戦で負けた後、テレパシーでイカラックスにクラーカンを取り戻すように命令。
見事それを取り戻したが、現在あの男が行方不明の為に
仕方なくそれまでクラーカンを預かっているためである。