BARRAKI/バラッキ深海からの恐怖。


「BARRAKI」・・・・マトラン語で「将軍」を意味する。


今から遠い昔、正義の組織「オーダー・オブ・マタ・ヌイ」、今こそ悪の組織だが、
昔は第二のオーダーだった「ブラザーフッド・オブ・マクータ」、そして
邪悪組織「ダークハンター」の他に、もう一つ組織が存在していた。

「六王国」と呼ばれたその組織は、当時恐るべき力を持っていたマフィアだった。
その勢力は、ダークハンターやブラザーフッドにも引けを取らない程凄まじいものだった。
面白い事に、六王国のメンバーには、殺人を犯したマトラン、
ダークハンターから逃げ出した者、その他多数の悪人達が存在していた。

六王国の目的は、部族主神マタ・ヌイを殺害して、世界を征服する事。
しかし、その目的は敵う事は無かった。

六王国が本格的にオーダーに攻撃を仕掛けようとした直前、
当時まだ正義の組織だったブラザーフッドが先制攻撃を仕掛けたのだ。
そして、その先制攻撃の際、一番前に立って攻撃を率いたのは、
正義の戦士トーアと協力したマクータだった。
いくらマクータと言えど、当時は善神。部族主神である兄のマタ・ヌイの命が狙われている。
そんな事を知って、弟が動かない訳がなかった。

マクータとトーア達の決死の攻撃によって、六王国は信じられない程にあっという間に壊滅。
その六王国のボスだった6人の男が捕らえられた。

マクータは彼らを(トーア達の異議にもかかわらず)死刑に処しようとするが、
「ボター」という、悪人をピットという牢獄に投獄するのが使命のオーダーのメンバーが突然現れ、
6人を連れ、瞬間移動で消えてしまった。

ボターは6人をピットに投獄し、ピットから立ち去っていった。



それから長い時が過ぎ、マクータがマタ・ヌイへ反逆。
マタ・ヌイが封印され、大天災「グレート・カタクリズム」発生によって、
ピットは海の底に沈んだ。

しかし、ピットの何処かにあったプロトデルミスのようなものが流出し、
6人を醜悪な怪物の姿に変えた。

6人は、海の底の都市を支配し始める。
いつしか彼らは、本来なら偉大なる者へと捧げられる称号で呼ばれ始めた。











「BARRAKI」と。







KALMAH/カルマー

属性:無し
武器:触手、スクイドランチャー
カノイ:無し

イカのような姿に変化したバラッキ。
無口で、物静かな性格をしている。
それもそのはず、彼は「本当の」感情を一切持っていない。
彼が普段表に出す「感情」も、その状況に合わせて複数の「感情」をタスクとして使用している物に過ぎない。

バラッキ一の技術力を誇り、スクイドランチャーを発明したのも彼である。

なお、彼が武器として使用する触手は、直接腕から生えている。
又彼の後頭部には、付近の敵を察知する敏感な短い触手も生えている。

ちなみに彼の一番上の目は見えておらず、昔プライダックと喧嘩した時に潰された。




PRIDAK/プライダック
属性:無し
武器:シャークトゥースブレード、スクイドランチャー
カノイ:無し

サメのような姿に変化した、白いバラッキ。
体色に似合わず気が短い性格で、バラッキのリーダー。
六人の中で最強、最速を誇る戦闘の天才で、非常に凶暴で有名。

彼には昔、まだ正義の組織だった頃のブラザーフッドに奴隷としてコキ使われていた過去があり、
そのせいかマクータに対する彼の憎しみは恐ろしいほどに強い。
また、彼はバラッキの中で一番、ピットの水で変化した自分の姿を醜いと思っている。
変身後に初めて自分の姿がどうなっているかが分かったとき
、彼はショックのあまり放心状態だった。

彼の武器であるシャークトゥースブレードは、彼自身が手がけたもので、
その鋭さと切れ味の良さは、プロトスチールの剣に勝るとも劣らない。
また、彼の歯は、マクータの鎧を破壊できるほどに強い。




TAKADOX/タカドックス
属性:無し
武器:ツインナイフ、スクイドランチャー
カノイ:無し

水中昆虫のような姿に変化した、バラッキ一の陰険野郎。
性格は悪いどころか最悪で、卑怯な手を容赦無く次々と使うほどの悪漢。
敵を倒す時は、ジワジワと苦しませてから殺すフシがある。
なお、グレート・カタクリズムで瀕死の状態になった初代ヒドラクソンを殺害したのは彼である。

バラッキの中で特殊能力を一番多く持つ男で、
青白い光線を発射したり、催眠術などの超能力を駆使する。

なお、タカドックスの催眠術により、
カラパーは彼の手下と化している。




MANTAX/マンタックス
属性:無し
武器:ピンサー、スクイドランチャー
カノイ:無し

エイのような姿に変化した、「仲間」という言葉の意味を知らない男。
体の至る所に赤いトゲがあり、猛毒が仕込まれている。
彼の後頭部に生えている触手は、強烈な電気を発生させる事が出来る。

普段は一日を砂の中で暮らし、砂の中から出てくる事は少ない。
バラッキの中では一番新入りで、他のバラッキがマンタックスをバラッキに入れているのは、
戦闘能力が高く、勇敢でもあるためである。
その為、バラッキの中では一番「他人」に近い男でもある。

カラパーの弱点である電気攻撃を使えるにもかかわらず、
以前カラパーと戦って負けているため、カラパーには慎重である。




EHLEK/エーレック
属性:無し
武器:トライ・タロン、スクイドランチャー
カノイ:無し

電気ウナギのような姿に変化した男。
彼の背中のトゲからは、とてつもなく強烈な電撃が流れる。

グレート・カタクリズムでピットから脱出後、
海底にバラッキの城を建設していたが、
マーリ・ヌイがその城の上に沈み、建設中だった城が大破してしまった。
その為か、彼はマトランに対して大きな憎悪を抱いている。

エーレックの種族は、オーダーオブマタ・ヌイによって改造手術を施されている者が多く、
その目的は、ブラザーフッド・オブ・マクータと本能的に戦うようにする為である。
そしてオーダーの兵となった個体には、ブラザーフッドと戦うために
オーダーから武器を与えられる。

エーレックも改造手術を施されているが、
手術で間違いが起こったのか、彼はオーダーの兵となる事は無かった。
ちなみに、彼の武器である爪「トライ・タロン」は、彼が兵となったと思いこんだ
オーダーから彼に与えられたものである。




CARAPAR/カラパー
属性:無し
武器:クロー、スクイドランチャー
カノイ:無し

カニのような姿に変化した、バラッキ一の力持ち。
性格はかなり冷酷で、六王国のリーダーの一人だった時代には、
敵にお詫びとして食物を送ったが、それを食べた敵の軍が
食物に入っていた毒によって全滅した事もある。

凶暴な性格であったが、タカドックスの催眠術でその凶暴さを抑えられている。

頭はかなり悪く、正直言って馬鹿。
全身に、鎧のような厚い殻を持っている為、電気攻撃以外の攻撃は
全く効かないと言っても良い。






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