縫製ってな-に?

■ 縫製とは、1枚または複数枚の布を針と糸でかがったり、縫い合わせて製品を作ることです。
  糸と針を用いる事が一般的ですが、接着、溶着などの方法もあります。また方法として、手縫
  いと機械縫いに大別されます。
  また、現在の衣料品の製造工程はコンピュータ化も進行しており、CAD・CAM等による省
  力化、精度向上へと進歩しております

■ 検反とは2次製品に供する原反生地の性量(反巾・反長・組織密度・重量)、外観(色相・傷汚れ・縞
  格子のピッチ・斜行等)、風合い等の項目について検査判定する作業をいいます。
  一般に45度、60度に傾いた検反板の上を、毎分10〜20mの速度で原反を流しながら人間の目視
  で検査しますが、近年、光電管を利用した自動検反機(※)も登場しました。
  
検反結果より原反1反ごとの格付け(A、B、C反)手法は欠点数と欠点の種類とから総合的に行いま
  す。
  
  ※自動検反機

  布の欠点を自動的に検出する装置で、布幅、布長、きず検査(汚れ、スラブ、穴、破れ、しわ、捺染き
  ず)、色差等を検知するセンサーで検知し、欠点情報を次工程へ伝達できる布検査装置。

 
■ 地のし(スポンジング)
  (地直し)布地を製造する過程で与えられたひずみが、縫製加工中のプレスや製品洗濯によって顕出し
  て型くずれを起こすことがあります。それを未然に防止するため、裁断前の生地に水分と熱を加えて地
  の目を正し残留ひずみを除去する処理をいいます。過剰な水分や熱を与えることは布地の風合いを損ね
  るので注意を要します。
  既成服用の原反では、これに準ずる工業的処理をスポンジングといい、毛織物に多く適用されます。

延反
  
布の原反は丸巻き、板芯巻き、折りたたみなどの状態になっています。裁断の準備として布地にマーキ
   ング(型入れ、型置き)しやすい状態に布を広げることを延反といいます
延反はマーカー全長(1着
   分の2〜4倍、または8〜10倍程度)に応じた長さに、必要枚数(薄地で100枚、厚地で50〜8
   0枚程度)に正しく重ねていきます。重ね方法は、長さ方向に、方向性のある布地、あるいは柄合わせ
   の有無などを考慮に入れて行う必要があり、数種あります。


■ 裁断
 ◆裁断とは
   
狭義には、被服を構成するための計画に従って被服材料を切ることであり、広義には、型紙の作製を含
   めた材料の裁ち切り方を意味します。

 
◆裁断の歴史
  
二つの大きな流れがあります。その一つの流れは直線裁ちであり、チュニック、カフタン、シャルワール
  にみられるように衣服の各部分が直線的に裁断されるものであり、日本の和服もこの仲間です。もう一つ
  の流れはルネッサンス頃西欧で生まれた洋服裁断、いわゆる曲線裁ちです。複雑な立体である人体の曲面
  形状に衣服の形を合わせようとするものです。したがって、洋服の裁断では裁断は即、できばえや着心地
  に結びつくものであり、そこから、良い仕立てのことをカットが良いともいいます。

 ■裁断法(型紙の作製法)
  
大きく分けて平面製図法立体裁断法があります。

  平面製図法・・・ 採寸を行い、それをもとに机上の製図で型紙を作り出します。
  立体裁断法・・・ 材料を人台に掛けて造形しながら裁断するものです。最近の既成服の生産
過程では、アパレルCADを利用した自動製図、自動裁断が行われています。

 ◆裁断方法
  
従来からの刃物による他、ウォータージェットやレーザーによる方法も試みられていますが、一般
  的ではありません。ウォータージェットは水の処理、レーザーは煙や、臭い、破断端の処理など問
  題があります。

■仕分け
 衣服の襟、カフス、ポケットのフラップなどの部品を必要な枚数ごとに束ねて、ロットごとに仕分け整理さ
 れます。
■芯据え
 襟、前身頃、カフスなど保形性を要求される部品(パーツ)には縫製などの成形の前に芯地を接着する工程
 があります。一般には芯接着といいます。芯の材料には高級紳士服には昔ながらの毛芯が用いられることも
 ありますが、ごくまれで、不織布が用いられることが多いです。
縫製工程の概要
  パーツ縫製・・・ 仕分け・バンドリングされたポケットフラップ、襟、カフスなどを次の組立縫製のためにあらかじ
め部品として作り上げることです。
 組立縫製・・・・ アッセンブリ工程とも呼ばれ、身頃を中心に各部品を組立てる工程です。

■仕上げ工程の概要

  仕上げ工程は縫製後の
製品を検査、プレスなどを施す工程です。糸くず取り、ボタン付けの確認、襟の取り付けのず
  れなどを確認する工程です。