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三十ねんくらいまえ、おじさんもようちえんのこどもでした。おじさんがはいったようちえんは、しょうがっこうのプールのむかいっかわで、「とものかい」というところです。いまはありませんが、もしかしたら、あなたがたのおうちのひともはいったかもしれません。 しょうがっこうのこうしゃがよくみえたので、そつえんのころは、はやくいきたくてわくわくしていました。いまのあなたがたとそっくりです。でもいっぱいあそんだ、えんのせんせいとおわかれするのはさみしかったなあ。
そつえんしたあとも、みちでであうと
「こんにちは!げんきでやってる?」
とこえをかけてくれました。おじさんも
「せんせいこんにちは」
とかならずあいさつしました。おもいでをたくさんつくってくれただいすきなせんせいでした。
にゅうえんしたころは、ともだちにむかえにきてもらわないとひとりではいけませんでした。いくじなしだったみたいです。それにときどき(しょっちゅう)えんでおもらしをして、よくぬれたパンツをかばんにつめてかえってきました。
たのしみはおひるごはんです。(あなたがたもそうでしたか?)おうちから、おこめややさいをもっていくと、えんのおばさんがそれをざいりょうにしていろんなりょうりをつくってくれました。
せいかつはっぴょうかいで、なにかをえんそうしたときに、おじさんは、もっきんをやることになりました。おんがくはきらいではなかったのですが、ぶきようだったのか、どうしてもできないところがあって、あるひのれんしゅうのときに、そのにがてなところにさしかかったときに、くしゃみがでたふりをして、たたかずにごまかそうとしたのです。よこをむいてくしゃみのふりをして、ふとかおをあげたとき、だいすきなせんせいとばっちりめがあってしまいました。おじさんはじぶんのごまかしをみすかされたようなきがして、かっこわるくてめそめそとないてしまい、れんしゅうがおわってもなきつづけて、そのひはたのしみなおひるごはんさえたべずにいたのをおぼえています。(だれかににていますか?)
こうつうじこがあって、ともだちがしんでしまいました。みんなショックでいちにちしーんとしていました。せんせいはこえをあげてないていました。
おおきいおにいさんたちについて、かわあそびにいきました。あなたがたも、ようちえんでいったでしょう。おにいさんたちが、やすでとったさかなを、かわらでやいてたべます。しょうゆのこげるにおいと、にぎってもらったおにぎりのあじはさいこうでした。
いま、あなたがたは、ちいさいながらもほんきででいきています。(ピカチュウのうたみたいだなあ) だからたのしいこと、くやしいこと、まいにちいっぱいあるでしょう。おとなからみればどうでもいいようにみえることも、きっとあなたがたにはだいじなことなんです。
たくさんわらって、いっぱいないて、おおきくなってくださいね。めそめそないたことも、きっとむねにかがやくおもいでになるはずです。
PTAかいちょう ささき たつや
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