用途 和食レストラン
場所 秋田県仙北市角館町横町
構造 木造 2階建て
竣工年 2006年
床面積 xxx.xx ㎡

内町"武家屋敷"と外町"商店街"を隔てる防火帯"火除け"に面した和食レストランの新築工事。
新築に際して、オーナーはシルバーエイジのための心地良い店づくりにこだわった。

地元の食材をふんだんに使った"和"料理、馴染みの良い自然建材や古材。
柱・梁・床板・建具は、良質な古材を求めて地元のみならず隣県へも足を運び、 時間の重みを感じられる素材を手に入れることができた。

エントランスとアプローチ。敷石の下には消雪用の温水パイプが埋設されている。

坪庭に面する座卓。障子は古材の建具を再利用している。

蔵の客室。蔵部分は、もともと同一敷地内にあったものを移転改修して再利用した。
柱・桁は栗、牛梁はケヤキ、棟木は直径70cm(末口)の杉である。2階蔵座敷の天井にはトップライトを設けることで、採光を確保している。 1階客室は畳敷きの卓席とし、天井高さは2.4mとなっている。

移設前の蔵の解体。土壁をすべて落とし、各部材ごとに点検と補修を行っている。

再組立中の様子。柱・梁・牛梁・棟木は再利用し、損傷の激しかった土台・貫・垂木梁は新しい材料に交換した。