走り幅跳びで全国4位に

清水小の戸嶋真弓さん

見事4メートル57のジャンプ(9月3日・金)

  第15回全国小学生陸上競技交流大会の「走り幅跳び」に秋田県代表として参加した中仙町清水小学校5年生の戸嶋真弓さんが、「4メートル57」という好記録を出して見事4位入賞を果たした。学校では戸嶋さんの全国大会出場を祝う大きな看板を校庭に掲げていたが、このビッグニュースに看板の文字を「やったね!。戸嶋真弓さん。走り幅跳び全国大会第4位」の大文字に書き換えるなど喜びに沸いている。

  財団法人日本陸上競技連盟の主催の全国大会は8月27日から29日まで東京の国立競技場で行われた。走り幅跳びは28日に行われ、各県の優勝者47人が出場。戸嶋さんは1回目はファイリングとなったが、2回目4メートル37、3回目4メートル47、そして4回目に4メートル57と飛躍距離を伸ばした。結局、1回目のファイリングを除いて5回飛んだ結果、4.57が最高のジャンプとなった。

  その結果、1位は福島県の選手で4メートル67、2位は愛媛県の選手で4メートル62、3位は大阪府の選手で4メートル60だった。

  戸嶋さんは7月に秋田市で行われた県大会で4メートル60の距離を記録して優勝、全国大会出場選手となった。大会記録(4.48メートル)を破ったものの、残念ながら追い風(3.7メートル)だったため、記録は「参考記録」とされた。それでも2位に42センチもの差を付けての優勝だった。

  戸嶋さんは学校ではバスケットボール部の選手。学生時代に陸上競技の選手として活躍した安藤俊宏先生がバスケットでの跳躍力や走るスピードに目を付け、「走り幅跳び」に向くと秋田大会への出場を勧め、練習を始めさせた。その期待が見事に実って、秋田大会で優勝。安藤先生は「ベストを尽くせば、全国大会でも入賞は夢でない」と期待。その期待通りに戸嶋さんは大会3日前から順調に飛距離を上げて大会本番に臨んだ。「抜群の集中力と自己管理能力がある」と安藤先生。本人も「飛ぶのが楽しい」と国立競技場の大スタジアムで気後れすることなく競技に集中。

  全国大会にはお父さんの正志さん、お母さんの柳子さん、それに渋谷孝勝(のりかつ)校長先生も応援に駆けつけ、声援を送った。

  1回目のジャンプは緊張の余り、ファイリングとなったが、2回目、3回目と順調に距離を伸ばし、4回目のジャンプで見事、4位入賞となった。戸嶋さんは「ベストの力を出せた」と小さな声で答え、「これからはバスケットの大会もあるので、そちらの方で頑張りたい」と話す。安藤先生は「まだ小学生なので、好きなスポーツを楽しませたい。将来的にはどちらに進むのかは分からないが、とても可能性を秘めた子です」と温かい視線で戸嶋さんを見つめる。