東北大会で優秀賞、全国大会へ(10月27日・火)
東北連盟設立10周年記念の「第27回マーチングバンド・バトントワリング東北大会」の小学校の部に秋田県代表として出場したHMB大曲市立花館小学校マーチングバンドが優秀賞を獲得、来年1月16、17の両日、東京の日本武道館で行われる全国大会へ3年連続して出場することになった。東北大会は24、25の両日、山形県天童市の総合体育館で挙行され、秋田県からは5小学校が代表として出場した。花館小マーチングバンドの三浦優恵(ひろえ)隊長=6年=とドラムメジャーの佐々木聖(あき)さん=6年=は、27日午後、団体長で同校校長の青池伴子先生とバンド指導者の斎藤聡先生と共に市役所教育委員会を訪れ、全国大会出場への喜びを報告した。
花館小のマーチングバンドは全国大会出場通算7回目という伝統校。1985年の大会では最高賞の“ジェネラルエフェクト賞”にも輝いている。昨年までの2年間は「大いなる秋田」をアレンジした曲で挑戦して来たが、今年はテーマを「北国の風動くときPartVI〜移りゆく秋田の四季〜」と題して民謡「秋田おばこ」、成田為三の「浜辺の歌」、そして秋田県民歌をアレンジ。斎藤先生と坂本聡子先生がドラムメジャーとなって4年生から6年生の児童48人のメンバーで構成するバンドの指導に当たった。
マーチングバンドは曲の演奏力だけでなく、バンドメンバー全体の動きによる表現力も大きく左右される。花館小のバンドは伝統を踏んでいるだけに3000人を超す聴衆を前にしてもおじけることがなかったと青池校長。トロンボーンやトランペット、ホルンなど金管楽器、ドラム、和太鼓といった打楽器を使いこなし、さらに銀とブルーのメタルテープで飾りつけたフラワーフープのリングやフラッグ、ポールといった小道具を活かして民謡「秋田おばこ」の軽快なリズムから、「浜辺の歌」のもの悲しいイメージの曲をジャズ風に時にはバラードで演奏、最後は秋田県民歌につなげ、与えられた8分間の演奏をドラマチックにこなした。演技力の面でもステージいっぱいにリズム感良く動き回って秋田の移り行く四季を表現、メリハリのある動きで聴衆を圧倒させた。
演奏が終わると会場からはため息のような声と共に割れるような拍手が沸いたと青池校長はその時の雰囲気を語る。審査の先生たちも「小学生とは思えぬ演奏演技力だ」「地方色豊かな、オリジナルティあふれる音楽構成や変化が見事」と高く評価され、出場した小学校の部20校の中の全国大会出場5校に推薦された。
鎌田重光教育長を訪れた三浦隊長と佐々木さんは「東北大会に出場し、優秀賞と全国大会への推薦を受けました。ご声援をお願いします」と報告、教育委員会職員も大きな拍手をおくって祝福した。三浦さんは「悔いの残らない演奏をやれました」と言い、佐々木さんは「演奏が良くいった喜びと多くのお客さんが喜んでくれた姿を見れて嬉しかった」とニッコリ。
指導者の斎藤さんは「これから再び全国大会に向けての練習が始まるが、自分たちの持っている最高のものを、花館小のカラーをしっかり出して印象に残る演奏演技をさせたい」と張り切る。青池校長も「毎日、練習に取り組んでいる子どもたちの姿を見ているが、みんな楽しみながらこなしている。練習は同じ事の繰り返しが多いが、力を合わせて作り上げていく過程を楽しんでいるみたい」と話す。三浦さんも佐々木さんも「練習を嫌だとは思った事はない」とお互いの顔を見つめ合っていた。青池校長は「マーチングバンドは、お金のかかるもの。子どもたちが練習に励めるのも保護者の支援のおかげです」と感謝の言葉を積み重ねていた。