特養ホームのお年寄りも招いて「ふれあい演奏会」(3月31日)

 第4回ふれあいオーケストラ演奏会が30日、大曲市民会館で開かれた。このオーケストラは1992年に学校週5日制が導入されたのを機に、音楽好きな子どもたちや大人が集まって一緒に音楽活動を楽しもうと結成された。毎週第2土曜日、パイプオルガンのある大川西根小学校音楽室を練習室に練習を楽しみ、その成果を市民に披露している。

 現在、会員は70人。その中には全校音楽で知られる西根小の児童12人もメンバーになっている。また西根小卒の中学生も。そして高校生、大学生、主婦、会社員、教師といった多様なメンバーで構成され、角館町や仙南村、横手市、秋田市からも練習に参加しているほど。

 演奏会はグループの音楽監督をしている坂本昌大曲小校長の指揮による「オクラホマとサウンド・オブ・ミュージック」から始まった。特別養護老人ホーム「欣寿園」のお年寄りも招かれ、車イスに乗った11人が家族や職員の介護を受けながら、初の生演奏に耳を傾けていた。

 プログラム2番のモーツアルトの交響曲ニ長調は指揮者として海外でも活躍している久保田悠太香氏が指揮棒を振るった。弦楽器が重厚な音を奏でると、管楽器が軽快に歌いだす。演奏するメンバーの服装は全員がふだん着。気楽に音楽を楽しんでほしいとの気配りのよう。欣寿園のお年寄りとともに500人が会場を埋めた。

 モーツアルトの交響曲は第1楽章から第2楽章へと流れる。静かな山間の渓流のような爽やかな音は変幻自在に変わり、時には激流のように。感動したお年寄りからは、タイミングのずれた拍手も沸いたが、誰もがその喜びを素直に受け取って静かに曲の流れに身をゆだねていた。最後はビートルズ特集で締め括って、「音楽のまち大曲」ならではの演奏を楽しんでいた。