高校合格発表──輝く15の春(3月17日)
県立高校の合格発表が17日午後から県内一斉に行われた。大曲高校では午後3時に合格者の名前を書いた掲示板を校舎に張り出した。
その20分ほど前から父母や同級生らと待ち構えていた受験生たちは、掲示板に書かれた自分の名前を確認しては「あったー」と飛び上がって喜んでいた。中には掲示板をジーッとビデオで撮影し、子どもの名前だけはアップで画像に送り込み、「子どもにとっては初めての試練だから一生の記念にしてやりたい」と話す父親もいた。
掲示板を背景にお母さんが持ち出したカメラを見つめ、友だちと一緒に記念写真に収まり、「良かったね」と肩を抱き合い喜ぶ女の子もいた。名前が見つかるまで、目を皿のようにして掲示板を見つめる母親の姿もあった。15の春─。高校合格発表は子どもたちにとって生涯忘れられない日となった。
同校の今年の受験生は普通科の定員280人に対して279人、英語科21人に対して22人、商業科20人に対して20人が受験した。トータルはゼロの倍率だった。しかし、普通科からと商業科からそれぞれ1人がハードルを乗り越えることが出来なかった。
松谷弘市校長は「出来れば全員を合格させてあげたかった。しかし、学校には学校のレベルがある。無理をして入学させても、勉強に着いてこれないようでは子どもも苦しむことになる。残念だが無理だと判断したのは合格させることが出来なかった」と話していた。