故郷の印象は─県が首都圏在住者を招いて観光勉強会(3・4)
県仙北地方部はこのほど2泊3日の日程で大曲仙北出身者で首都圏在住者を招き意見交換を交わす「大曲仙北ふるさと交流会」を開いた。秋田新幹線の開通や秋田自動車道の全線開通といった高速交通体系の整備によって、人・物・情報が飛躍的に進展し、観光面への波及効果も期待されているが、首都圏在住者から直接、ふるさとの現状を見てもらい、参考意見を聴き、改善に向けたいと開いた。
招待したのは14市町村出身の首都圏在住者15人。初日は大曲駅で出迎え、駅周辺や角館町の武家屋敷、秋田内陸線沿線を案内。同日夜は西木村の温泉施設「クリオン」に宿泊、翌日は田沢湖町の湖畔や高原、そしてたざわこ芸術村の「わらび劇場」で公演されたミュージカル「男鹿の於仁丸」を観劇、その後、同村の温泉「ゆぽぽ」で県仙北地方部との意見交換となった。
参加した人の多くは首都圏に住んで30年から40年が多く、中には65年にもなるという人もいた。久しぶりに故郷を訪ねた印象としては「各町村ごとに町興しに良く頑張っているようだが、それのつながりがなくバラバラの観光開発が行われている」「観光地としての素材はあるが、それを説明する人材、テープが欲しい」といった提言や「交通アクセスの整備」「物おじしない発言。物おじしない接触」「見やすい看板」「あいさつがへた。もっと旅行者に積極的に声をかけてもらいたい」「トイレは水洗にしてもらいたい」といった要望や苦情も。
そして「首都圏の皆さんに秋田をPRする場合、イメージとしてすぐ浮かぶのは」といった質問に対しては「男鹿」「秋田料理」「自然」「人情」「酒と料理」「田沢湖」「温泉」などだった。
また「地域発展のために地元として今後最も力を入れるべき分野は何か」に対しては「地元の資源を活用して物真似でない特産物を作ること」「交通と接客サービス」「町から町へハイキングしながら歩ける道路、そして空家利用」「秋田らしい言葉、態度を積極的に伝える」などの意見もあった。
県地方部では「新幹線で最も早いのなら東京─田沢湖間が2時間57分、角館町でも3時間11分。グーンと近くなる秋田を大いにPRしてほしい」と協力を求めていた。