新感覚のビジネス時代──新年会で高柳社長(97・1・7記)
大曲市の本社を置くタカヤナギの恒例行事である「新年祝賀パーティ」が6日、タカヤナギ本店で開かれた。
高柳恭侑社長の年頭あいさつはその年の経済動向を的確に捉えるものとして毎年、参加者の耳目を集めているが、あいさつのなかで高柳氏は昨年10月、アメリカの流通産業界の視察を引き合いに「常に新しいビジネスチャンスを狙うといったゲーム感覚が見られた。日本はこの道一筋が美徳とされてきたが、これからはアメリカ流のビジネス感覚が必要かもしれない」と秋田新幹線の開通や秋田自動車道の全線開通といった今年の秋田の高速交通時代の幕開けに合わせた新しい感覚のビジネス到来を伝えた。
パーティには御法川英文衆院議員をはじめ高橋司大曲市長、辻久男県議ら政治家、会社経営者、官公庁代表、地元報道関係ら約150人が招かれた。
高橋市長も昨年亡くなった政治学者の丸山真男氏の政治学を引き合いにしながら、「戦前は天皇制が日本の心の軸だったが、戦後はマスコミが日本人の心の軸となった。しかし、その軸の何かが抜けた結果、官官接待といった公務員の不祥事につながった」と述べる一方、新幹線時代に合わせ、「大曲市にはこれまで以上の多くの方が訪れることになる。喜ばれるサービスとは何か、サービスの軸とは何か考える時を迎えた」と語った。
パーティは1968年に始まって30回目。それまでは市主催の名士交換会として行われていたが、市が取り止めたため同社が引き継いできた。