湯沢市の「犬っこまつり」

24個の雪のお堂、犬っこの雪像

アザラシのタマちゃんも登場、観光客で賑わう(2月8日・土)

 湯沢市の犬っこまつり湯沢市の「犬っこまつり」が8日から始まった。犬っこを祀った雪のお堂、それに犬っこの雪像を作って、家内安全や商売繁盛などを祈って参拝するもので、夜になるとライトアップされた雪像は詩情豊かなメルヘンな世界へと誘う。

 まつりは約390年前の元和の昔から始まったとされる。そのころ、白昼堂々と人家を襲う「白討(はくとう)」という盗賊がいて、湯沢の殿様がその一味を退治、再びそのような盗賊が現れないようにと、米の粉で小さな犬っこや鶴亀を作らせ、旧小正月の晩に家の入口や窓々にお供えして祈念させたのが始まりとされている。

 市内の商店街のアーケードにも雪のお堂が作られ、夜を迎えると同時にロウソクの火が灯される。市役所近くの中央公園には犬っこの雪像を配した巨大な雪のお堂が24個作られ、夜になると子どもたちがお参りに来る。犬っこの像だけでなく、今年は横浜市の帷子(かたびら)川で人気となっているアゴヒゲアザラシの「タマちゃん」の雪像も登場。観光客や子どもたちは「アッ。タマちゃんだ」と喜び、雪像にまたがっている。

 まつりは明日9日までで、会場には多くの露店もあって賑わう。湯沢市観光協会によると2日間で約20万人の人出が見込まれるという。